凌霄花さん
のうた一覧
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雨すだれ降ろして鬼ノ城大あくび柴栗落ちる秋待ち遠し
令和四年八月五日
9
夕立きて少しは風も涼しく感じられ...
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鰐の棲む太古の伝え今に見る紺森の丘幼なの鰐に似て
令和四年八月四日
7
太古の昔々…波穏やかな瀬戸内海に...
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山城の稜線近く一際に尾根美しく神の鎮座す
令和四年七月三十一日
10
鬼ノ城城門あたりからの遠景は実に...
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昏れなずむ夕景優し吉備あかねはるか鬼ノ城夕餉のしたく
令和四年七月二十八日
10
慌ただしい昼間の喧騒もどこへやら...
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とりで山 名付けて「ふむっ」と 悦にいる旗指し物の 様なる木立ち
令和四年七月二十七日
7
県境の明地峠を越えて国道180号...
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丘陵の緑沈みて濃く深く鬼ノ城遠く静まりており
令和四年七月二十五日
11
予報ではかなりの雨が降るらしい。...
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老いるとはゆとりの無さと見つけたり深呼吸ひとつが明暗分ける
令和四年七月二十一日
10
歳重ねるたびに…どうもいけない…...
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名刀の里と名高きいにしへの姿留めん備前長船
令和四年七月二十一日
11
古へに栄えし名刀の里…備前長船に...
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チカラ草結んで絡めて引っ張って遠い日の声尚嬉々として
令和四年七月十九日
13
自然が友だちだった遠い日…数人よ...
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国曳きの出雲の風の清々しはるか三瓶山の峰の優しさ
令和四年七月十五日
9
「出雲」と聞くだけで清々しい気持...
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戻り梅雨裾野みどりに翻しはるか伯耆は紫にじむ
令和四年七月十三日
10
もどり梅雨なのかしら…?お天気も...
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一陣の風のそよぎに息をつぎ日傘傾け老いの坂のぼる
令和四年七月十二日
13
拙宅までの坂道はかなりの角度であ...
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荷車の形した雲鬼ノ城に寄り添いまちて朝餉の支度
令和四年七月十日
9
雲厚くして鬼ノ城の輪郭見えねど…...
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古都の香をまといて尚も妖妖し凌霄花夕べに秘めて
令和四年七月九日
10
かの「羅生門」の朽ち果てた姿を尚...
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大石の文殊のごとき連なりに古代の祈りなぞる寺跡
令和四年七月八日
9
吉備路はあちこちに大小様々な古墳...
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夏衣まといてはるか吉備の塔幾千年をめぐるわた雲
令和四年七月八日
9
吉備路のほぼ中央土壌ゆたかな田園...
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白鷺の舞おる畠に一陣の風涼やかに矢ぐるまの花
令和四年七月五日
11
いつもより少し長めの散歩のコース...
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淡墨のすだれ巻き上げ鬼ノ城のみどり山肌あさ霧のぼる
令和四年七月四日
9
夜来の雨止んだ間に少しだけ近くを...
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近くまで来ている豆腐の売り声も出足躊躇う録音テープ
令和四年六月二十九日
6
「とお〜ふエーとお〜ふう」売り声...
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時経ても気付かぬふりをおし通す縺れたままの色褪せた恋
令和四年六月二十九日
12
遠い遠い日…「坂の上の雲」を指し...
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