うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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芳立
西空へたつと飛ばれぬわが旅は居ながら翔るみなの大船
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只野ハル
年明けて行きたいと思う所は今年も同じまたまだ同じ
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只野ハル
またひとつ歳を重ねるその何がめでたいのかと独り言する
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さえね
不惑とはよく言うたもの行く道も見えずに惑ふことばかりなり
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只野ハル
二三日フライングしてカレンダー取り替えたけど鬼笑うまい
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只野ハル
呑み過ぎて年越し蕎麦を食べ忘れ雑煮の横にどんぶり並べ
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秋蒔こむぎ
喧騒の景色を置いて大晦日電波届かぬ汽車の窓から
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草津和泉守
波よするしららの浜の忘れ貝拾ひも捨てもうき世なるとや
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草津和泉守
白波のとはに立ち来る世なりとも昔の人ぞ乗り立ちてけむ
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さえね
明日地球が滅びるのならもうやるのやめようっていうことあげてみなさい
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つばす
久しぶり娘が帰った大晦日 愚痴言っていい聞いて挙げるよ
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萱斎院
みなとなきしなのの国に立つけぶり さわぐ袖にぞたぎち散りける
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横井 信
出来た事出来なかった事書き出して令和五年のノートを閉じる
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うすべに
いいこともいろいろあったと年の瀬の もがり笛聞き黒豆を煮る
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水無月
退院の父に指さす白き富士来たりし年はきっと良き年
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さえね
とにかくも令和五年は閉じにけりかなしみもよろこびも溶かし溶かさず
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草木藍
お煮しめと黒豆つくる大晦日お重に詰めて子の帰り待つ
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敦希
赤き目に明けしこの歳ひろめきて 昇れ雲まで迎ふる歳は
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滝川昌之
聴き耳は歌合戦の喧騒の後の静寂の鐘を数える
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Aquarius
避け難い辛い苦しい激痛い恐ろしいのはそれがない日々
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