うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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中康
アジサイに 重ねあのひと 忘れ貝雨の別れに 勇無きなりを
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ななかまど
花菖蒲揺れてよぎるは可憐なる恋がれし人のかすかなる声
9
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へし切
白の初手 左上隅 星に打つ 守りに入らず 急所を攻める
5
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Aquarius
今はもう手の届かない味ばかり死なん程度の食事にしよう
2
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たく
さよならと 送ったメール 返事なく 虚ろ気に見る 真夜中の雨
5
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継海
群雀 広き麦畑嬉しかろ 飛び交う小枝楽しかろうて
8
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茂作
音のせぬこの春雨を喜びぬ 花芽色づく今日の紫陽花
11
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Aquarius
俗に言う「殺してみたい」言うなれば「存在してることは不思議だ」
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舞
階段を追い越して行く遠い日の我に似た背の影登り行く
8
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びわ
紫陽花のアナベルの花加わりて柏葉と庭色美しく
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横井 信
赤色の貨物列車はゆっくりと引き込み線の順番を待つ
10
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敦希
ハードルを跳ぶ脹脛に憧れて卵を抱いた柳葉魚の片恋
3
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うすべに
雲間より星のまたたくさつきやみ いづこ飛ぶのか鳥の声ゆく
9
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痴光山
大病院会計ロビーに老い黙し レジ内に並むぴちぴち乙女
3
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夕夏
いずれすけねさげあつりょくもんくもいえずてんてこまいのむしのよさ
2
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ななかまど
香煎のにおいほのかによみがえるちゃぶ台囲む昭和のおやつ
9
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中康
甘きもの 身に良からぬと 知りつつもついつい食す 我が身悲し
2
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中康
わらび餅 喉に溶け行く 式部沢賞味短く 友の計らい
1
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へし切
おさまらぬ米の高値に見え隠れ政治の闇は深く底なし
8
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継海
天泣に濡れて冷たき土の上 日々草の赤き花弁は
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