うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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夕夏
じかんむだふうふべっせいこっかいでするないようなのかさいばんしょ
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天野まどか
若者の特権だった反逆の狼煙は消えて遠い落日
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天野まどか
凍て星のごとき悲しみ胸に散らし夜のしじまに耳を澄ませり
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痴光山
春陽射す公園のベンチに小銭入れ 主を待てるや和の安けらし
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うさぎのみみ
首すくめジンと冷える朝家を出で 蝋梅の香りに ふと足とめる
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うすべに
裸木の根元にみどり 若草の乾きうるおすしめやかに雨
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わかばみち
手探りの六年であった 子と同じ誕生月をしみじみ迎える
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ななかまど
ケラララとワライカワセミ笑うとき妻の用事がスマホに届く
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たく
落ちこんで めげてる夜も その笑顔 見るたび笑顔 手は届かぬが
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Aquarius
小賢しく上手くやったとほくそ笑む 心配いらん俺が見本だ
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へし切
若者に将来への希望はもはやなく 社会は老化 国もほろびる
7
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ひよどりよりこ
粉チーズの白にまみれて眞昼間のパスタの皿の虚無の光よ
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ひよどりよりこ
鳥のように囀る喉で嗜める銀の厨の殺戮のあと
1
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ひよどりよりこ
銀河には眼ありけりその名をば地球というくまなく見よ
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千映
買い入れた額に合わせるコラージュがピッタリ合って絵の女微笑む
7
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中康
山々に 煙たなびく 炭焼きの靄が消えゆき 朝陽さしこむ
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中康
暗がりに 囲炉裏にくべる 枯れ杉葉煙目に滲む 隙間の朝陽
4
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秋日好
花の詩を紡ぎ語った相棒に先立たれては冬枯れの庭
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秋日好
岩棚に咲く水仙の潔さ 貫く恋はその一輪に
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真面兎罪
足の裏舐るフェチ猫居坐りぬ炬燵籠りて春待ちの燗
1
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