うたの一覧
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谷川めぐむ
のぼりたくないのにのぼらされている大人の階段、エスカレーター
1
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詠人不知
手枕の 夢寐に阿嬌を 娶らばと 振り仰ぐ窓 茅屋の月
2
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阿房奈児
先生は 女の涙に 弱いけど 宿題忘れ 泣くは例外
2
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只野ハル
脚本も演技も最低独り芝居の雨の夜傘を捨てる
3
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只野ハル
君がいない助手席の窓打つ雨の幾條も伝い落ち行く
1
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只野ハル
エンジン止めた車の中で雨音を聞きながら冷たくなっていく
1
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只野ハル
俯いて濡れているカーブミラーの下で泣かないと唇を噛む
0
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海月琉珠
身の丈に合はぬ樂譜を手に取りて妄想するも樂しや庶民
6
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車男
傍らに寝ねし同胞気にしつつネットに聞きぬ「きよしこの夜」
3
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紫苑
魚捌きつつ思ひをりそのかみの斬首の刑の酷きことなど
7
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庭鳥
休日も理由作って足延ばすもしやあなたが出番でないか
4
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紫苑
整髮料のにほひに噎せし我を忌む眼の集まれり風邪の流行りて
5
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海月琉珠
わたくしに子が出来たなら伝えよう未舗装の路も歩きなさいと
15
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恋花
涙さえ隠してしまう大雨に笑顔浮かべた道化のシナリオ
6
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田中ましろ
この街の背丈が伸びてゆくさまを河川敷から猫は眺める
15
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山桃
水漬く地に別れかねてや越しやらず山ふところに迷う霧雲
5
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田中ましろ
ゆっくりと凍らせてゆく僕たちよ透明なまま思い出となれ
2
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庭鳥
前置きが効果的だねお世辞だとはじめにつけば謙遜出来ず
3
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キヨム
大雨は生まれた日のこと思い出す僕だけのきみになればいいのに
3
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詠み人知らず
冬咲きの百合を捥ぐ手に残る香をあなたの首になすりつけたい
3
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