うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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更紗
うたわずにいられぬ花よ 菜の花の方が好きだと言っていたのに
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ななかまど
動物を人に喩えて見るときの人それぞれの哲学を見る
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恣翁
パサパサと 隅の剝がれしポスターぞ 春の嵐に煽られて鳴る
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へし切
お気に入りのシューズも軽く ウォーキング 浮かれたつかな路ゆく景色
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原磯絵馬
向けるのは表か裏か横顔か付いてくるのに離れる月よ
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虹岡思惟造
春の宵川面に映る雪洞の灯りを揺らす花街の風
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秋蒔こむぎ
半月や泣きたい闇をなだめるな怒りの行き場失くす朝焼け
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曦宗達
人間性うしなひしのち燃えいづるやうな舌をば絡めさすかな
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ながさき
迫りくる 核戦争に 備へてか 「ノアの箱舟」 建築中と
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舞
けだものは 老いても残る 夢のみは 密林をゆく 本能のまま
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び わ
懐かしいトカゲ夫婦がのこのこと吾に近づき水撒き眺め
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夕夏
たちのぼるちじょうのだんきじょうくうのかんきとまざりしゅんらいのえん
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ひな ろくろう
殘しておいたネクタイは黒一本 今日それを締めお通夜に行く
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茂作
おだやかな春の光りにまどろみて 常世の國を行き交ふ翁
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つばす
春雨に白木蓮の花が咲く 青空に映える綿帽子かな
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横井 信
春の野に今日は激しく雨の降る寝ぼけた花のつぼみをたたく
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夕夏
つつみぞいはなみのふうふかわしものかいかじょうきょうまだかとたずね
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夕夏
とうきょうのらじうむおんせんはいすいとふくしまとりちうむはいすいと
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里香
きずあとの 多い膝を 胸に抱き 夜中に見つめた 灯りは橙
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千葉 甫
めっきりと春めく陽ざしの日向から日陰へ入れば春はまだ浅い
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