うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ぜんまい時計
指掴む蝉を起こせば飛び立ちぬ 草も木も無き ビルの壁間に
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うすべに
涼しげに柳ゆれても鳩と鹿 人だけじゃないミストのまわり
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蓮見ゆう
手づくりのきんとんほころぶ大輪のひまわり 君にもてなす胸は
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滝川昌之
弱ってもまだ生きんとし舗道這う蝉避け曲げる自転車ハンドル
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艸介
日盛に夜が落した残月を グラスへひとつ転がしてみる
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小林道憲
青になる黄断歩道 わが孫に 腰なおかがみて 手を引かれゆく
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恣翁
午後の陽は 深き庇をすべりつつ 砌の石を白く焼くなり
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へし切
けふ幾日 過ぎれば終わるこの猛暑 せめて心のうちに遣り水を
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仙人の弟子
海の家 昔懷かしかき氷 潮の香りに心ときめき
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音蔵 雅秀
水の星この美しき地球には 壊す人類もはや天敵
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音蔵 雅秀
人類の欲の生ませし沸騰化 荒ぶ自然は報復なるや
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音蔵 雅秀
己が住む星の破壊を顧みず 宇宙環境乱すや人類
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音蔵 雅秀
この星で気候変動多発する 異常気象はもはや日常
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音蔵 雅秀
国連の地球沸騰宣言す これは人災遅すぎるやも
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舞
夜半に覚め布団かけやる妻の背に案外俺も良き夫かも
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詠み人知らず
流れても 心に想う 人を追い 笑顔忘れず 根は張らずとも
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詠み人知らず
夏の日に 見かけた君は 大人びて ひとりの花火 君の香がする
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び わ
朝早く弁財天にお詣りし買い物も終え暑さに備え
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茂作
道端にジジッと鳴ゐて落ちゆきし 蝉はこの世のつとめ果たすや
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睡密堂
髪を分けそこに白髪が無いことを確かめる朱夏時間よ止まれ
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