うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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音蔵 雅秀
久方の 面会なれど愛し子の 元気無き様心離れず
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舞
地下鉄の窓から俺を眺めくるショボいおっさん「あぁ我が影か」
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び わ
さわさわと蛇口ひねれば水が出る自然と人の絆が溢れ
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茂作
つくつくと急かすやに鳴く法師蝉 夏の宿題まだ半ばなり
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横井 信
まだ夏は終わらないよと一匹の蝉は元気に公園で鳴く
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ＫＥＮ
老い嗄れて 時の流れの 霧る夜ふけ かささぎを乞ふ 我が身拙く
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灰色猫
きりん座のきりんきりんていい響き宇宙でいちばんきれいなまつげ
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灰色猫
新緑の林のままであるように梢にのせる折り紙の鳥
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灰色猫
純粋なホモ・サピエンスの遺伝子は七パーセントそれ以外は海
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灰色猫
人間て最初は海に住んでてさこの話って興味あるかな
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灰色猫
デバイスという語が好きで脳幹に接続できる端子はないか
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アシタカ
自販機で何度も返ってくるような百円玉の気持ちはわかる
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アシタカ
柴犬に見つめられてる信号は赤から青に変わってやった
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小林道憲
小倉山 麓に建ちし草庵に 祇王清盛の由来を聞けり
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波端
藪枯らし和菓子に似たる花かざしうましき夏の日に輝かし
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うすべに
見わたせば吉野の山に雲おこる 国原までと祈るもむなしい
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睡密堂
黒猫が爪を研ぐ夜金色の瞳のような星が瞬く
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滝川昌之
怖いもの見たさのごとく遠雷を来いよ来てみろ来るなよと聴く
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痴光山
「大文字焼き」の消炭採りは小四で父母弟もゐし七十年むかし
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ななかまど
遠雷は夕立ちの来る先触れか雨雲レーダーやがてわが街
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