うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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薪
夏の通夜帰りに握ったきみの手が冷たくて添い遂げようと誓った
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萱斎院
つゆしげき小萩がもとをながむれば 色かはりぬるあきは来にけり
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仙人の弟子
涼風を頬で樂しみ見上ぐれば 今宵の夜空美しきかな
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薪
上下線 ぴたりと重なるアナウンス 胸に咲く花 番を探す
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薪
夕立にブラウスひたひた濡らしても わたしたちはふたつのいのち
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薪
御苑前 秋とはもたらされるもの 紙袋の中 柘榴が二つ
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薪
はるのうみ風穏やかに南南東いちばんきれいなきみをみおくる
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Aquarius
震災後暴動起きたらきっとなる自信を持って被加害者にも
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詠み人知らず
風が吹く 土の世界の 私達 流されないの 風が吹いても
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夕夏
くろむではよこがきひょうじみずらくてうぇぶあくせすはびばるでぃーにて
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詠み人知らず
剥がされた 闇の向こう さらに闇 日の出国 太陽どこへ
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詠み人知らず
息さえも 辛くなりいく 疲れ日々 頑張れとしか 言えない口に
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うすべに
すきとおる陽射しにゆれてむらさきの 暑さもかわく秋のほのめき
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痴光山
透ける蒼穹樹々より垂れる葛のした薄紫の秋を踏み初む
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滝川昌之
台風がかき混ぜたから夏と秋パレットの朱微増の夕景
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原磯絵馬
絶やしてはならぬ触れてはならぬ火と人の恋路よ手放すものか
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へし切
年ふれば世話を掛けるは吾なれど 常に気に掛かる 子は子供
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夕夏
たたみくをじょうくとおもいけんさくしじょうくのようなわかのしゅほうに
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ＫＥＮ
その声と 雨は淡々 自死をせし 子の数を云ふ 自動音声の
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音蔵 雅秀
入所者に コロナ感染知らされど できること無くただ祈るのみ
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