うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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夕夏
かいがいのひとびとあてにしすぎてはかそかしょうしかふせげぬものと
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滝川昌之
バテ気味の落ちた食欲覚ますのは梅肉入れた妻の茶碗蒸し
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痴光山
夏休み最後の週の公園に 響く声吸ふ秋の高蒼穹
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茶色
溢れ出す想いを胸に秘めながら貴方と語らう忍ぶ恋かな
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トウジさん
ひとしきり暴れ台風見聞きして仕舞う鉢には哀れなめくじ
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茶色
街路樹の銀杏が黄金に色づく日ただ待ちわびる秋の到来
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ななかまど
新しき気象用語を聞き及びこころ騒立つアウターバンド
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へし切
若者よ老いし屍を踏んで行け君の未来を自ら開け
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Aquarius
英雄と奉られてそれほどのヒーローじゃないと知っている時
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茶色
小夜更けて静寂に響く虫の音を凪いだ心地でまどろんでいく
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舞
空をゆく十五の心果て知らぬ宇宙へと続く青の平原
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び わ
美女柳神社参詣出迎えて黄色い花に微笑みこめて
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茂作
裏庭の犬ころ草の穗に出でて となりの女主人いまだ歸らず
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茶色
名残惜し花火師の粋見届けて大輪の花咲く夜の秋
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音蔵 雅秀
強き風嫌う子なれど いかなるや 嵐の前の散歩面会
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音蔵 雅秀
掻き回す これでも足りぬと竹林を 嵐の先布令荒ぶ風音
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音蔵 雅秀
吹き荒ぶ音に紛れて聞こえくる ヒュー繰り返し 風の泣く声
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音蔵 雅秀
姦しや オーシーツクツク一斉に 嵐来ること察しおるやも
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音蔵 雅秀
吹き荒ぶ こぼれし風の部屋抜ける 涼を含みて心地良きかな
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横井 信
台風のじっとしている今日もまた夏の終わりの遠いカミナリ
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