うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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斉藤沙魚
果実酒の瓶を揺すればしんしんと氷砂糖のまぼろしの鳴る
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ななかまど
手のひらの小さき命うごかざる故郷の空いまは帰れず
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荒野のペンギン
歓声が 久しく途絶えた グラウンドに 桜の花びら 静かに舞い散る
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えんとつｃａｆé
モルディブもグアムもきっとかなわないペダルをふんで着く海の青
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名鈴
否びらず 取り為し入るる 日の本の 神神かつて 負けし例なし
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舞
かたき芽に滴り落ちて花解けと優しげに降る卯の月の雨
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みっさん
都市封鎖のニュースあれば離れ住む子らは如何にと思ひを馳せる
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び わ
手話動画画面凝視す何回もやはり難解踏ん張り肝心
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ＫＥＮ
滿つる枝を 雨は斜めに 叩きけり それも定めと 花搖れる春
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詠み人知らず
父と母へ 感謝の気持ちを 贈ります 誕生日ありがとう 共に歩こうね
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夏恋
お財布もがっちり握られマスオ状態干乾しになって息子捨てられ
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夏恋
世界一かわいい娘と抱きしめた息子から孫を元嫁もぎ取る
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灰色猫
手折ってはいけないさくら手折ってはいけないさくら君のようです
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灰色猫
恋なんてもういらないと泣いている君の心に舞い込む桜
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灰色猫
ほっぺたに桜ひとひらああこれは笑顔になれということですか
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灰色猫
雨の夜にわたしのなかで散ってゆく君の桜をやさしく手折る
8
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灰色猫
またひとつ歳をかさねる儚げな桜とともに老いゆきながら
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あゆか
人参とキャベツはいつも買っている備蓄やさいと命名しよう
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源 漫
秋すぎて冬来にけらし望月の空女も宮に住みつつ泣かむ
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横井 信
花びらにしずく残して雨あがる四月の朝のしずかな目覚め
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