うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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桃山
風邪気味に事寄せ立たぬキッチンのパントリーのジャガイモ元気に芽吹く
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葛城
見はるかす山際白く霞ませて降り寄せ來たる春の雪かな
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草木藍
「食べてるか」弱き人らに心寄す認知となれど思いの深し
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舞
三角の冬の星座の近き地にダイヤのダスト音なくに降る
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みっさん
射し込める明るき光にコロナ禍の欝の気分の晴れゆく立春
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び わ
風聞の影響による恐ろしさ事実正確判断難し
3
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灰色猫
敗戦の農兵たちの亡骸に天使のように綿雪は降る
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灰色猫
誰しもが心の奥に懐かしき山を抱きて強く生きゆく
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灰色猫
心には鍵などあらで初めより開かばそこに自由はありき
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灰色猫
別れには悲しみ要らずと星をゆくカムパネルラの銀河鉄道
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灰色猫
心地よき夜の浜辺の星砂の粒のひとつを静かに生きむ
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横井 信
まだ暗い街に出てゆくあしたへと受験に向かう子供の背中
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うすべに
丘下る旅の終わりの街あかり シャンパングラスの泡を数える
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詠み人知らず
詩を書いて 小さな日記 綴る日々 思い出しては ページを破る
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千映２
半世紀過ぎて懐かしあれやこれ想い出話終わり忘れる
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千映２
立春に合わせ飾りぬ雛の顔コロナ知らずに無垢の微笑み
8
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草木藍
節分のニュースにはてな？今日二日明治以来のことと驚く
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武蔵野
初音ミク 銀河鉄道 旅にでる カムパネルラと ジョバンニと友
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ＫＥＮ
行く水も 古る年月も 輝きぬ 朝の信夫路 陽を返り見ば
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千葉 甫
冷えてくる予報出ているこの夜の更けつつ過ぎる先触れの風
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