うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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谷村思亜
酒煙草 どちらも少し死ぬるため 一刻も早く死にたきがため
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可不可
セーラーのスカーフ上手く結べたら 朝の一歩も軽い爪先
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滝川昌之
シャンプーをいっぱい買って春一番 埃の中の季節（とき）に触れたし
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つばす
霜降りた零度の大地に陽がさして ぬかるみ上に足跡点々
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ななかまど
これほどにコロナ以前のわが生活ありがたきこと今更に恋う
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橘
取り敢えずスリッパででも打ちのめし棄ててしまおうそんなモノたち
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へし切
明けぬ夜も やまぬ雨とてなき世にも 神ぞ鎮める悪霊の闇
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タイベリアス
真白路ををさくっさくっと踏みゆきてしのぶことなどできぬと笑ふ
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タイベリアス
雪踏みてさくっさくっと聞こえたりつい考える三十一文字を
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音弥
日和見のどっちつかずの態なしていざ変わり身の速さこれなく
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名鈴
世に住むる 力無けれど 契りこそ 縁と思へば えしも捨てられず
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桜田 武
妻と二人の恵方巻生真面目に恵方向く妻願うは何か
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名鈴
草の陰 親憂ふらむ 何時と無く 涙に沈む 一つ娘に
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桜田 武
長生きと生きる苦は正比例かな生き甲斐が苦超えればよいだろう
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武蔵野
コロナでも インフラ守り 働いて 悪戦苦闘 汗水垂らし
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桃山
風邪気味に事寄せ立たぬキッチンのパントリーのジャガイモ元気に芽吹く
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葛城
見はるかす山際白く霞ませて降り寄せ來たる春の雪かな
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草木藍
「食べてるか」弱き人らに心寄す認知となれど思いの深し
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舞
三角の冬の星座の近き地にダイヤのダスト音なくに降る
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みっさん
射し込める明るき光にコロナ禍の欝の気分の晴れゆく立春
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