うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
|
|
-
世語 函式
「早すぎる」 言われる番に なりながら 青雲の彼方 昇る紫煙よ
2
もっと見る
-
滝川昌之
「人情は落語の中へ取りに来い」話芸長屋の円楽が逝く
11
もっと見る
-
酒野実
片隅の塵のすゑなる身の我も歸らぬ人を惜しみ祈らむ
2
もっと見る
-
なりあきら
ゆく川を ただぼんやりと 見ていたら 古い記憶が 浮かんで消える
2
もっと見る
-
普徳亭大崇
民がため 光残して ゆく人を 闇より他に 厭うもの無し
2
もっと見る
-
凌霄花
東屋の角にひっそり一里塚偲ぶ歴史をユンボが砕く
12
もっと見る
-
トウジさん
けはひにも哀愁つのる秋彼岸増すとも消えぬ亡き妻の影
8
もっと見る
-
茂作
武士の自刃の塚の哀しけれ 曼珠沙華さへ血にも染まりて
10
もっと見る
-
うすべに
目を閉じる うかぶ面影ひがんばな顔やすらかな旅立ちおくる
7
もっと見る
-
酒野実
先人の犧牲に立てる安穩に感ずる思ひ馳せる南洋
1
もっと見る
-
風小僧
軽やかに歌う忌野清志郎自由という花頭に挿して
4
もっと見る
-
ななかまど
墓参して父母のこと思うときその足跡は慎ましくあり
10
もっと見る
-
詠み人知らず
いつだって私の側に君が居て言葉無くとも癒されている
6
もっと見る
-
真横
青い朝 霧去りし後の空高き晴れ 陽を浴びた土と草の甘香
3
もっと見る
-
滝川昌之
所縁ある古城を巡りお別れのリズの棺は悼む倫敦（みやこ）へ
13
もっと見る
-
ＫＥＮ
尾花の穗 飛行機雲を 爪彈きぬ 秋の蒼さに 儚きそれを
8
もっと見る
-
千映２
右乳房無くなる母の病室の眼下に彼岸花の群生
5
もっと見る
-
詠み人知らず
青空に伸びる白線誘われてこの身ひとつで漂泊の旅
3
もっと見る
-
千映２
二十五キロなりしあなたは早々と子に戻りしか肉のなき身で
4
もっと見る
-
千映２
緩和ケア病棟が見えるラーメン家手を止め部屋と母の顔浮かぶ
4
もっと見る
