うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ガビー
あの頃は見たくなかったカレンダー ぽつりぽつりと予定を入れる
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行宮偏（仮之名）
幼きに風が導くウィンドボナ橿の葉擦れによみがえる声
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滝川昌之
秦（しん）さんは中国人のエンジニア母国語通話に出す親の顔
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草木藍
花散りて季節は移る梅の実の赤ちゃん見つく雫のかたち
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へし切
夢にのみ あひ見む人の恋ひしきに 暮るる夜ごとに思ひつつ寝む
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詠み人知らず
自信はない 自覚はあるが もう遅い 君とも長く つきあえないな
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詠み人知らず
彼は言う 五年暮らして なにもない だからどうした 仕事してみろ
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雨夜
うつしきは雷雨のあとに射し交はす逢魔時の虹の瞠き
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恣翁
背戸にある杏花の下に 干されたる鍋 うつ伏せに 長閑けかりけり
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草木藍
えんどうに支柱なければ絡み合い雑草抜くに悪戦苦闘
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名鈴
乾きたる 君が空の 心だに 蘇らせむ 泉となりて
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詠み人知らず
自らの 心の醜さ 感じとり もういいよねと 別れを思う
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コーヤ
まだ咲かぬ 桜並木の 散歩道 笑顔花咲く 言の葉が舞う
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詠み人知らず
こんな日は 友人がいて 愚痴りたい 消されたアドレス 消化できず
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名鈴
麗らかに 弥生の空は 晴れにけり 上がる雲雀の 高鳴きぞする
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おいかわゆうこ
大切だ大事にしたいでもなぜか大切すぎて出鱈目になる
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橘
午後からの千客万来目論んで少し早めにとるランチタイム
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御宿川蝉
春稀な蒼空高く鳶の舞ふ 我が住む里の この静けさは
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原磯絵馬
たいやきを嘘のかわりに口にしてまこと忘れる四月の魚
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音弥
飲食店のきなみ暇で困り顔 だけならいいが死活問題
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