うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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蔓葵
夏やとき初音や遅きほととぎすあやめも知らぬ雨のふるさと
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葛城
晝飯は出かけ行くとて辨當を作りくれたる刀自の氣遣ひ
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舞
恐竜は空翔ぶものへ進化する人も残れよつばさ持つもの
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び わ
エーアイの囲碁に感謝す集中しパット眼が覚め頭脳働き
3
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空き缶
夜は寝ろ負のみ増殖する魔刻祖母の言葉を思い出し寝る
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周荘
雲の間の秋の澄み夜の月深しわが身ひとりで兎と晩酌
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名鈴
賀茂祭 山ほととぎす 汝が腕 一日に挙り 暮るるこの夕
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萱斎院
若の浦にみちくる潮の白波の 浜の松が枝きみにたゆたふ
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横井 信
田園ののどかな風に舞う蝶の水辺に遊ぶやさしいリズム
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詠み人知らず
疲れたか 弟座り 眠りこけ 危ないからと ベッドに移動
3
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詠み人知らず
忘れいく 白の清潔 除菌の香 床も天井 白くて眩しい
4
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詠み人知らず
関西弁 飛び交う病室 懐かしく 安心しては 眠り検査の日々
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うすべに
囲われた土をさがして生きのびる あかつめくさのうさぎのしっぽ
6
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詠み人知らず
夜を照らす 月の静けさ 冷めた風 変わらぬ声に 眠らない街
4
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可不可
薄ぐらい街に華やぐフローリスト 私の満開まだ先
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あぶく
街路樹の緑こぼれた雨あがりウーバーイーツの飛沫がはしる
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橘
ぐずつきは梅雨の前触れ列島の西側入梅さみだれ配信
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詠み人知らず
舞い戻り 怯えて暮らす 日々はなく 人生すべて 神に任せ流す涙
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滝川昌之
車窓には凛々しくなった夏山が濃さを増しゆく白雲載せて
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蔓葵
寝られずよ五月を待たで降る雨にやま時鳥来鳴きもぞする
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