うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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仁 呼
春風に 吹かれて進む 昼過ぎの 小さき帆舟が 搖れてまどろむ
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仁 呼
ひさかたの 溢る光りに 午睡せる 母の姿に 安堵しゆるむ
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エズミ
街灯は静かに凍り夜は更けて裂いた布しろく結ぶ婚礼
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エズミ
ひとまわり大きな秘密そこからは見えるだろうか凧に眼を書く
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卯月
ホークスがダイエーだったあの日からわたしの時計は止まっています
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卯月
博多行き新幹線を見るたびについうっかりと帰りたくなる
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卯月
息をしているだけなのに悪いことしているようで胸が苦しい
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宇津つよし
雨宿りカフェに寄りたい視線浴びシャツが乾くの速くなりそう
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竹本未來
いつも持つビビッドピンクの鞄には猫とピストルがデフォで入ってる
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音波
少年の夢の跡地に王冠を さようなら僕 変わってく僕
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向日葵
恋すると 可愛い便箋 目に留まる メールで片付く このご時世に
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向日葵
君のこと 忘れる努力する度に 中途半端に趣味が増えてく
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虹雲
わらわらと置きて忘れし夢よ咲け輝ふ木蓮搖れやまづ
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笑能子
息継ぎをゆっくりとする花冷夜行きて帰るは只風のみか
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虹雲
吾と妻が逢ひし光の村いづこ香草畑の風は吹ききて
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浅草大将
みちの奥ゆきに暮れては偲はゆる入日に霞む花のふる郷
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浅草大将
流離の身はむさし野に花咲けばそれもよし野の捨て難き春
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篠原
始まりも 終わりも見えぬ 諍いに愛想も尽きて 閑寂を呼ぶ
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８月２４日生まれ
低気圧 空も体も重たくて 重力にすら耐えられなくなる
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瀬波麻人
これ以上きみを失わないように三月をただ握りしめてる
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