うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
滅びゆく日を完成と呼ぶことにして存在す砂像の美学
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詠み人知らず
あまりにも傷つけあってでこぼこで だから元には戻れないのよ
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虹雲
ほろにがき黒き栃餅なつかしくみちのくは今夏に入るらむ
6
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只野ハル
手をとりて誘う夜の道行きの遠回りする思いは同じ
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只野ハル
一日の終わりに押しぬ特大のまるの朱印を沈む夕陽は
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只野ハル
我が胸を抱き見つめる夕焼けに少年のよう涙の流る
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只野ハル
一面のシロツメクサに光射す朝の野辺行く露に濡れつつ
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soulword
子のやさしさ 親をふうわりとつつむそれを親子丼という あたたかさ
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虹雲
山頭火旅せし日向山塊泣くがごとくの刈干切り歌
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詠み人知らず
はたちにて初めて知つたくるしみにただ夏草のあれ野にたたずむ
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さる
曇り空 見てくれる人 だれもなく 道端に咲く 蒲公英の花
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月光
桂離宮 昔の人の 和やかさ 歴史とともに 流れ行く時
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ふみまろ
住む人を失くせる庭に何ごともなかったやうにゆれる秋桜
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河内人
神戸港 山から見れば 美しく 海から見れば 尚美しい
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ふみまろ
おまけにもならぬおもちゃを取り合ひし君よ銀河のライダーとなれ
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東大寺
新型の インフルエンザに 負けるなよ 人間の英知を 集結せよ
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ふみまろ
肩までの弧をなじませる熱ありて月のとびらのとけるはじまり
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詠み人知らず
やはらかき鉛筆の跡濃ゆくして藤村の詩を清書せし初恋
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山本克夫
鳩の身になって考えてみろよ豆は好きだけど鉄砲は痛い
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山本克夫
ほんのすこし手が届きそうな気がする西友の上に現れる虹
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