うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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緋深
起動せぬ旧い携帶小さめの液晶に浮かぶ彼の殘像
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ほたる
君待てば 待つほどに満ちるこの胸の水はわたしを潤してゆく
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四季野 遊
波の音静かに静かに届き来る緩和病棟海に間近し
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浅草大将
夏草を跡とや見ざれつはものの夢は野狭にそれぞれの花
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四季野 遊
苗代に幼き緑揺らぐ陽に緩和病棟窓の開きぬ
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四季野 遊
替わられぬ心も病も過ぎてゆく季節追い越す君を見送る
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四季野 遊
尽き果てて麻痺した思い悲しみよまだ残るかや過去の記憶に
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ゆら
ゆらという文字を検索してみては私の場所を確かめている
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四季野 遊
ホウノキに一刃一刃を刻むよに完成間近の病気人生
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銀ねず
ヒトを人たらしめてをり孤独とは空襲にても失くなりはせぬ
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鷹雪
起きている、ような気がする 「大丈夫？」 たぶん生きてる、ような気がする
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鷹雪
うわごとのように呟く「君」「君」「君」・・・僕の「君」って誰のことだろ？
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リンダ
満開のツツジは白く人々の足を止めつつ悠然と咲く
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久地宗吾
わけあって捨てた酒だがお月さまのようなジンライムならまた飲むよ
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赤橙黄緑
太陽の塔に向かい咲くひまわりいつか自分もなれると信じた
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銀ねず
ひとりなる人の頭上に渦巻きて唯一無二の時間といふもの
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赤橙黄緑
もう少しわたしの話をしたいけどときがきたのでこれでさよなら
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宇津つよし
気がつけばヴィトンの財布をケツに挿す 中学生に会釈をしてる
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赤橙黄緑
ありがとう。もう言えないのがつらいから笑顔の写真のこしていきます
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銀ねず
押し入れの三人官女ひそひそと文句並べる夏の夕暮れ
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