うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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文月郁葉
亡骸を地上に預け永久の空へはばたく一羽の雲雀
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篠原
青空を 小さく丸く 切り取って真昼の月が 白く浮かぶよ
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篠原
学校の 至る所に 非常口そこから何処へ 逃げ出せるの
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篠原
憂鬱が 私の胸に 棲み着いて皐月の病 まだ治らない
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さる
幼き子 小石蹴ったり わが足に 当たりたれども 謝りもせず
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さる
睡蓮の 花開きたり 嫣然と われに小さな 望みをくれる
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詠み人知らず
道ならぬ道にたゆとううたよみの戻りて見れば君も消えしか
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詠み人知らず
いまさらにむかしの歌をかへりみて消えよと思ふ血迷ひの底
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やすむ
嬉しいな貴方に会える約束の今度の二月三十日よ
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山本克夫
一瞬に水になったあなたをいれる水槽のなかの水草となる
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山本克夫
いつまでもやむことのない雨によりそってアジサイが笑った
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山本克夫
バランスをとるのが難しいよね一人では シーソーを諦める
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詠み人知らず
ただしさを求めて旅に出た君の迷いを知らすあじさいのいろ
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羽
泣けるほど空が青いね こんな日は紙ヒコーキの早退届
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羽
光にも闇にもなれる僕たちは肩に見えない羽をひろげて
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詠み人知らず
うたのわであなたに会えたウィンクは宝石用のルーペでします
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のびのび
黙ってりゃ隠せる難もあろうものを 女の口は災いのもと
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のびのび
ソムリエの舌で味わう白き柔 あぁこの恋は熟成が過ぎてる
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詩月恵
君がいた おんなじ場所に立っている風と匂いと君を感じる
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笑能子
うだうだと白河夜船進み行く櫓に絡まるは日の憂さなるか
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