うたの一覧
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武呂
うと来ゆる隙より入りぬ秋風に 目も覚めよりてこ細くなりぬる
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みづ子
音のない夜を横切る薄雲が月の輪抱き静かに揺らぐ
5
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まるたまる
止められる訳なんかない詠も恋も一度知ってしまったならば
12
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まき
泣かぬこと逆らわぬことその上にあなたは何を求めているの
3
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ゼンマイ
短歌には悲しい歌が多いねと友達が言う なんでだろうね
9
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ゼンマイ
死にたいと笑う友人 私には何も言えない死なないでとも
0
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銀ねず
猛烈に怒鳴りたいので高校の校歌を歌う。遥かなラララー
4
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でくのぼう
偲ばせて 不在としりし たづねをる 逢へずもながの きみへの返歌
12
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紫苑
狂乱の名を冠さるる我はただ地に棲みて恋う天上の青
9
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楓
吾が子でも思うようにはならなくてしたくないけどしている苦労
3
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詠み人知らず
運命を変え得るようなひとことに怯んで逃げて隠れて消える
4
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楓
先見えぬと落ち込みこの場から消え去れるならどんなにいいかと
2
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有為
春すぎて油虫舞ふ東京の時は今なり明日は雨なり
1
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楓
切り替えが上手いはずなら苦労せず現実逃避したいと思う
2
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有為
ひさかたの光に揺れる川浪の主は旧けき木曳き舟なり
4
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有為
顔視れば季語の有る人涙の無い人 又視ては顔を観る人髪の無い人
1
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有為
芭蕉色に濁れる街に色有るか カンカラ二胡に磁声のまじる
1
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さる
ただ一つ わが庭に生る 蜜柑あり 黄色く熟れし 天の恵みか
2
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有為
庭に出でて彩れる世界眺め居る 七色の雨 君に注ぐあを
5
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田中ましろ
両翼を失くした鳥は鳥でまた新たな幸せにめぐりあう
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