うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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銀
ひだまりに伸びる猫ありひだまりに丸まるわたしの影も丸まる
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山本克夫
気がついていたのだろうか頭上からすこしずつ閉じてゆく空の領域
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銀
ひだまりに許す猫あり肉球の示す明日につつましく虹
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まき
意地悪なひとを殴ってみたいけど手のほうがきっと痛いしやめた
5
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まき
かなしくてうつむきながら歩いたら道路につよく書かれた「進め」
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くも
おやゆびをもぐもぐうごかすそれだけで子を産まぬ国はつながれており
3
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くも
ひだまりに冬の気のあり白壁へ等身の影つくって ふたり
5
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くも
しかたなくオムレツ食べるつかのまはまぶたの腫れをきにするな なっ
4
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くも
水の香をおびる地下鉄にんげんの七割の体液いちようにゆれる
4
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くも
君待たす駅の改札 水惑星に落とした波紋のちょうどまんなか
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山本克夫
冷蔵庫のものまねをしているつもり つめたくなるのが上手くなったね
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詠み人知らず
世界中のあらゆる神話のはしっこに身をひそめつつ時を待つもの
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corsivo
「なんとかって言いたいだけ」でいいじゃんか 言いたいんだよ 歌いたいんだよ
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観月りょう
しらじらとため息霞む窓の外更け待ち月に君が影見ゆ
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とつか祐貴
褪せたって変わらないものもあるんでしょそれでもその手放してあげな
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月子
気の利いた優しいメールが減ってゆく わかりやすいよね不器用な君
2
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観月りょう
月落ちてまだ花閉じぬ金木犀香りひかれしその宿に入む
4
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海月琉珠
人型じゃ言えないことが多すぎて窒息しそうになる宇宙人
1
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まき
この指輪、五十年間保証付き。心配しないで一緒にいよう
6
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まき
どこまでも行こうよ道がとぎれても君は相棒、隣りには猫。
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