うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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紫苑
松かさのリースも宵に溶けゆきて菓子を焼く香の厨辺に満つ
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まるたまる
想う人いないクリスマスこんなにも穏やかだとは忘れてたこと
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羽
あなたから立ちのぼるのはやわらかな土のにおいだ（水になりたい）
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久哲
ああ これは確かに記念コンテスト（以下は戦時における抹消）
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山桃
竹林がひとひら放つ笹の葉は夕風はらむ羨しき小舟
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シュンイチ
ぼくたちがユークリッドに教わったわかい言葉もいま花になる
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久哲
レンタルの畑だろうが勢いで場を盛り上げている霜柱
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海月琉珠
チェーン巻く父の背中に理想的男性像が芽吹く（八歳）
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田中ましろ
ダッシュ（とは言ってもさほど速くなくテトテトテトって感じ）する君
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久哲
山霧の朝一番に濃い時も杉はすっくと立っているのだ
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海月琉珠
上と下 塞がれちゃった言の葉が右に飛び出し（ルビでよろしく）
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まるたまる
問題は私のほうにかなりある追求したら生きていけぬほど
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悠々
行先はみんないっしょだ、また遇おうあの世に着いたらメールちょうだい
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詠み人知らず
密やかに温めていた胸の内聖夜にとけた愛の告白
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詠み人知らず
やわらかな君の視線をひとりじめするひとなんて見たくないのよ
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詠み人知らず
まっ白な魔法をけけてイブの夜を雪の宝石手に取る君と
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やすむ
クリスマスにいやみ言うの飽きたよ霧雨をよけてネオンをほめるよにする
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卯月
聖誕祭前夜ではなく本日はあくまで兄の誕生日です
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わだたかし
街中が寒いと嘆く夜にこそ必要だった「スキ」のひとこと
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久哲
淀川の流れに落ちた寒椿 すなわちあれが熱の伝達
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