うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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卯月
臨月の待ち遠しさと吾が母の死を乞ひ願ふ暗き心と
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まるたまる
携帯は自由ヶ丘に置いてきた薔薇のみみあて森ガールになる
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田中ましろ
揺すったらこぼれるものもあるだろう 抱きしめられた感触を抱く
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やすむ
おい店員さん疲れきったこの身の横にカップルをアベックを座らせるでない
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まき
まっすぐに伸びた視線はゆるがずに真冬の街をゆくストレンジャー
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京都次郎
いつの日も 見てくれていて ありがとう お祝いするね 感謝をこめて
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山桃
またの世は河馬もよきかなアフリカの河の深間を軽やかに踊る
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紫苑
鰰の視線むなしく霞みをり 季節を賞むるひとをゆるせよ
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山桃
鮭がりて生まれし川に帰らばや愛しきやし水草木土匂ふらむ
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詠み人知らず
ふんぎりは自分でつけよと言ひながらシャワートイレの釦を睨む
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詠み人知らず
綱渡りの綱の切れたる道化師の形相かへて見せる荒わざ
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佐々一竹
曇天の朝もするどき寒さあり北鎌倉に冬が来たりて
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佐々一竹
ばきばきとまわりに音を放てども口数少なし蟹食う者ら
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詩月恵
これ以上近づいちゃだめと境界線引いても君に引き寄せられてく
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佐々一竹
背伸びしてクレーン三基立ち並ぶ天上界の人々のため
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猿ノ丞狂介
常盤なる下つ女も春くればいまひとしほの色まさりけり
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猿ノ丞狂介
女子高生制服スカート生地を薄みビル風にこそ舞ひあがりつれ
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佐々一竹
石貫の頑固親父が立ちまわる昭和は遠くなりにけるかも
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詠人不知
高瀬舟 黙し二人の 心のせ 舷波相為す 須臾の静寂を
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真田 虫太郎
おらが党の 名を売ることが 内閣への 参加理由か 政治屋諸君
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