うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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氷魚
隙間からほたほた零るる悲しみを掬えぬ諸手 欠陥を責めるな
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向日葵
いつの日か胸に我が子を抱く為明日からあなたと煙草を辞める
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Kantの娘
独りでもたまにはお酒飲むんです睡眠薬の代わりじゃ無いです
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かわのふゆき
重力と質量とは別だから風無き月に永久の足跡
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佐々一竹
号外が舞う街なかに背を向けてあなたの声を待ち続けいる
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Kantの娘
結婚の引き出物なる焼酎は洒落た瓶にてお湯割り楽しい
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かわのふゆき
いつの間にアタシの背より高くなりキミもしかして相対性理論？
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かわのふゆき
マントルは何度？と問う君ハンパ無く熱いべと返す二人は適温
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笑能子
土壇場で口約束が反古となるあれやこれやと過ぎ行く師走
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かわのふゆき
電流が伝わるキミとの接点からフレミングさえ法則の外
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恩田ヘヴン
神よその御身を懸けて証明せよ命より大切なものがあるかを
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詩月恵
氷張る朝にあなたの声を聴き私ゆっくり溶かされていく
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氷魚
柔らかなナイフをそっと突き付けてしまいこんでたこころを捌く
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浅草大将
うなじにぞ注ぐ涙の玉たすきかくも待ちにし夜を乱れつつ
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たんぽぽすずめ。
ほらそこの何してんですかって雑踏で叫べば多分 みんな振り向く
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猿ノ丞狂介
春日野の若手力士にゃ白マワシ百年早しと人に殴らる
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ことり
珈琲ゼリーの闇の片側崩しゆく少しうつむき少しほほ笑み
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ことり
一片のブルーチーズのほろ苦さ身に添う不幸のひとつもなくて
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詠み人知らず
不機嫌に重たい空気突きつけるサ行ではじまる言葉のナイフ
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ことり
生き残るうしろめたさに揺れていん廃屋の庭にカラスウリ赤く
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