うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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山桃
迷ひ道 物見の鳥の誰何せば 帽子をとって 歌へ鄙歌
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浅草大将
酒よ酒我が哀しびを燃やせかしこの身を焼きて骨と葬れよ
11
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蛙の庭
枯葉敷く川沿いを行く愚直という道の曲折空は曇天
7
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蛙の庭
森の奥を眺めていても呼ぶ声はない囁いてみる自分の名
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falcon
麦踏みの絶えて久しくあれわたる畑の片隅白梅にほふ
9
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山桃
銀鼠の雨に滑りし国道にシャッター通りは黒く沈きけり
2
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まるたまる
落ち着いて頭に上がった血を下げろ吾に関係なき人の人生
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蛙の庭
夕暮れは悲しみを着てその外に星空を着て地球の夜
6
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笑能子
戸惑いの本末転倒立ち止まる進むも惑い止るも惑い
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ほたる
愛娘、卒論に書く小説にキュンと切ない青春がある
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山桃
水溜まり落ち来るしづく誰ならむ鼓打つやに応える水の輪
4
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竹本未來
背の丈を超えて積まれた道端の汚れた雪に安堵する冬
10
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竹本未來
君が立つ雪の真下で春を待つ 光射す庭わたしは眠る
15
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のびのび
「来週から出張だよ」という僕に「ゴミの日じゃん」と舌打ちの妻
4
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のびのび
裾あげの待ち針を打ったスラックス帰って来ないのはやっぱり変だ
1
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のびのび
もし僕の予想が間違ってなければさっきあいつとキスをしたんだね
1
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久哲
そういえばおまえの夢はとんがった岬の先で海に飛ぶこと
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のびのび
見せ付ける薬指のそのぴかぴかであたしの芽生えを摘み取るおつもり？
2
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海月琉珠
恋してる歌が詠めればいいけれど恋に恋するしか今はなく
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浅草大将
降りて消ゆる霙を窓に眺めつつしのびて待たむ春のあは雪
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