うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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笑能子
雨の音余りの高きに驚きてふと襟寄せる真夜中なるか
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詠み人知らず
用も無く海へと向かう会うはずの空いた時間を埋め尽くすため
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詠み人知らず
５月より明るく軽くした髪に元気をだすと誓う６月
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餅野ロン代
からからのコンタクト踏み舌打ちし慌てて吸い込む初めての朝
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山田杜魚
骨董市冷やかして歩む吾ら手を固く繋ぎぬ贋物の夫婦
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餅野ロン代
あっここは！思い出しかけ声を出し引っ込みつかない来たことなくて
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青木健一
薬では治らぬ病見つけたらすかさず歌を投げかけている
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餅野ロン代
毛穴には小さなもぐらが住むという顔に住むなよ気持ちの悪い
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餅野ロン代
そうですね言われてみればそうですねうんそうですね言われてみれば
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餅野ロン代
「お母さん、空の上には何があるの」「そうね、たぶん宇宙、たぶん」
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聴雨
雨落ちの雫かぞへてふと思ふいづこ隠るる恋ほたるかな
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まるたまる
体調を崩せし人の多い梅雨仲間が減れば張り合いもなき
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凍
若者にだけ許された飲み物を飲みつつ帰る 気分は闇夜
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聴雨
終夜そぞろ降り頻く雨の糸たどりて雲居の君に逢ひたし
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山田杜魚
嘘ものの金魚を浮かべたバスタブがぼくときみとで方舟になる
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浅草大将
あまの川わたる逢瀬をなみだ雨耐へもかた野に一年をふる
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猿ノ丞狂介
咳をせし結核患者も死ななくになど郭公息絶えぬらむ
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浅草大将
ひさかたの月のかつらの川舟も嵐やまでは出すべくもなし
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詠み人知らず
かはず鳴くただひたすらにかはず鳴く人の世よりも幸せだろう
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えびフライ
いつのまに なんでもはなすね すごいよね 動詞なんかも かつようまでして
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