うたの一覧
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夕夏
ひっとらーがみさいるかくてにしてのだいさんじおこすがごとくあり
1
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詠み人知らず
夢花火 開花したまま ゆっくりと 落入く姿 花火ではなく
2
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詠み人知らず
束の間の 夢を幾度も ノックして 疲れも沈み 君を掴んで
3
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しきしま
いづこにか君は行くらむ眼裏に絶えぬ離れぬ影後にして
6
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830
重荷とか嫌いになったわけじゃない離れるわけは若すぎるきみ
0
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830
エヴェッサのU15それ何と問うジジとババ寝たふりの孫
0
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うすべに
頬を刺す痛い西陽にかたむける 日傘をぬけて香るくちなし
4
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灰色猫
それぞれの翼をひろげ生きるもの今はたたんで少し休めて
7
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ななかまど
気負わずに生きるは難し橅の木の声聴きたくて心耳を澄ます
14
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Aquarius
地平からアンツーカーの地震焼けクレーのコート半面染めて
1
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滝川昌之
梅雨が去り早苗揺らして雨乞いの痩せた蛙に恋唄聴けず
16
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武蔵野
夕暮れの 電光石火 稲妻よ 暑さ忘れて 吾をわするる
6
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さいおん
月隠 生駒之山乎 雲居成 遠久毛吾波 今見鶴鴨
7
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只野ハル
戻せと戻らぬがせめぎ合い命また消えて逝くまず武器を置け
2
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只野ハル
幼女に爆撃機の影重なるちひろの絵いま見直すべき
3
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ハーコット
照明をおとした昏いスーパーにサンダル履きはどこか不似合い
6
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詠み人知らず
太陽の 光強けど 干さぬ人 さおだけの声 遠くに消えて
4
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へし切
梔子の花は枯れしも もの言はぬ 仄かに匂う はや梅雨あけて
11
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詠み人知らず
夏風に 背中を押され 歩く道 陽炎揺れて 夏色染まる
9
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なりあきら
夏の朝 駅のホームに 風が吹く みんなの顔が 北へと向いた
2
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