うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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薫智
都合よい男でいいよ気にしない喜ぶ人がそこにいるから
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京
角の本屋のレジで花瓶をえらぶ指が透けたらふるえるようだ
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三沢左右
香ににほふ桜の君を風によそへうち散らしてん淡き雪花
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みみ松
男なら不器用でも段ボールくらい開いて畳んで捨てられるはず
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詠み人知らず
毘沙門の森に満開の桜満ち椋鳥が枝々揺らして移る
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みみ松
ざらついた舗道に花弁散りばめてなお際立ちけるや白木蓮
6
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水島寒月
ぼんやりと鏡の中にかをの在りてどうやらこれが俺であるらし
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緋色
ふくらんでゆくカーテンの斜面から時計の針が滑り落ちてく
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狭霧
花愛ずる人も験もあらなくにただに咲き散る深山桜は
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詠み人知らず
朝夕と美味しい食事有り難やされど恋しい母の味が
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狭霧
匂やかな妹が御髪に散りそめし花逝く春の夜こそ惜しけれ
7
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有為
たまきはる命もあらた生まれきてわらふ人にも春風わたれ
6
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狭霧
花に酔いてひとさし舞わん桜人打ち振る袖も花と散るべく
7
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詠み人知らず
巻き込まれかけて止まった洗濯機開けたら二十分前に戻る
4
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きりあ
遊歩道脇に並んだ林檎の木に木守があってぼくらはふたり
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横雲
咲き満ちて吹き舞ふ風の散らし行く命の色に染まる庭かな
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きりあ
自粛とは自ら粛々生きること経済だけは回して行こう
6
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狭霧
花魁もかくやと眺む花風情枝垂桜に勝れるは無し
6
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舞
桜待つ時無く逝きし人もあり共に偲ばん望月のころ
5
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有為
まぶたにもきのふの月ぞのこりける逢ひ見たのちの残り香のごと
7
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