うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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那緒
両の腕のばしてキュイーン！と叫んだら飛んでいけるね月はすぐそこ
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みみ松
不忍池に蠢く鯉の様に口開け君の愛を求める
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狭霧
日輪に並ぶ奇しき幻日に心忙しく明日を占う
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狭霧
時となく丸く眠れる我が猫の背に春の日は移ろいにけり
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ねずみ
幾萬の心盡くして想つても君が受けねば 愛にはならじ
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詠み人知らず
二十種のハーブそだてしわが庭は甘い匂いがたちこめ萌ゆる
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ねずみ
好きといふ種が心にある君も華やぐからさ捨てちや駄目よ
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ねずみ
世ヲ傷ミ何カヲ守リ籠城中二病 死二致ルヒト
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詠み人知らず
義弟に誘びかれ黒き閨室の寝台へ微温湯の舌酸漿も揺れ
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詠み人知らず
長かりし我が生も閉じかからむ時は充ち息絶ゆる口に蔑みの接吻けを乞うる
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詠み人知らず
死より生まれし虚無の自我眼醒むる時こそ丗の理我の千年統治也
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おおみはじめ
準備中二十年目も準備中三十年目誰も見てない
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詠み人知らず
紫の菖蒲の葉をとりあたたかい湯船につけて匂いをかぎぬ
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紫苑
君子蘭ゆふべを照らす花房に過ぐせし日々の影うつりける
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まるえふ
乗換えの駅のベンチでぼんやりと満員電車を待ってんだよぉ
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氷魚
数字なら大きいほどいい単位なら大袈裟がいい 愛ってやつには
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つやはき
腕時計 まだ嵌められぬ 太ベルト 贈り主の腕 思い出すから
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つやはき
啓月も蕾は待てり久方の光より温き手に撫でらるを
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翠玉
千の望み 万の願ひと引き換へに我が志 ただ一つ咲け
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笑能子
ばたばたと過ぎ行く日々の足音にリズムを感じ微笑んでいる
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