うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ふきのとう
足痛め引きずる吾に手を貸して共に歩まぬ三歳児は
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薫智
思い出を胸のキャンバス刻み込む水彩絵の具涙溶かして
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わらこ
君のこと好きな気持ちは失ってなんかないから失恋じゃない
6
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ライテウ
やさしさは蝉たちの呼ぶ声のよう目をつぶっても感じるんだよ
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ライテウ
蝉たちが待っているらしい終末の光降る夜を君と見たいよ
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蒼井 月子
アイビーの葉脈たどる絡まったままの心をほどいてみたくて
3
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ゆうくん
夏蔭に ひとひらの雪 残したり 空き地に咲いた 花の乙女は
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ゆうくん
かぶと虫 空き地に暮らす 木の王は 幼い胸の 勲章となり
2
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ゆうくん
友の手に 眠るトマトは 夏色の 億千万の 種を抱きしめ
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ゆうくん
この町を 彩る音に 歩をあわせ 踊るがごとく 過ぎ去りし君
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悠々
貧窮の果ては星洩るトタン屋根ひぃふぅみぃよー、夢の数々
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恣翁
風吹けば 果てしなき野に 草靡き 天包に似て 全てを覆ふ
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葵の助
果てしない洗濯物をリズム良くパンパンパンッと干す旅行明け
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葵の助
バカンスの終わりに落とすネイルには思い出だけをキラキラ残し
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詠み人知らず
陽だまりのスケッチブック鉛筆の線はだんだん光に還る
10
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愛七実
意を決し新調したけどこの水着セクシーすぎて見せ場がないわ
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愛七実
蝉歌や内地暑中を偲ばるる我が此処一つもミンとも鳴らず
4
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陽だまり
キラキラと朝露のせて蜘蛛の絲ジェラシー感じつと目を離す
1
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みやこうまし
日暮れまで鳴く蝉の聲切なくて儚き命に涼風が添ふ
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陽だまり
疲れ果て赤子のやうに沈みゆくおかえりなさい夜がふけゆく
2
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