うたの一覧
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舞
妻待ちて夕餉もあれどあての無き旅を思える黄昏の空
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陽だまり
淡雪のやうに儚い願ひさへ許されぬのか祕めたる愛には
1
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白川剛
めぐりあひて肝を冷やせしつかの間に雲隠れにし夜半のささがに
1
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白川剛
瀬戸の海三日月出でて閑かなり雲しなければ玲瓏として
1
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みやこうまし
空深みぽつぽつとゆく千切雲蝉と知るやら秋のきざしを
10
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そらの珊瑚
なぜ言わぬ君がいいんだ君じゃなきゃだめなんだとなぜ言わぬ
6
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そらの珊瑚
「愛してる」ほんとうの意味知りたくて文字のない辞書パラリとめくる
2
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庭鳥
ようように出番来たりと蝉時雨御苑の森に横なぐる声
10
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詠み人知らず
電卓を打つ指早くなってゆくイコールキーはわずかに強く
3
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詠み人知らず
月始め画面と書類にらめっこキー押す指は見なくてもいい
2
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詠み人知らず
県税のテキストを読む休み時間これもひとつの仕事と言える
0
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詠み人知らず
朝九時の街中走る自転車のペダルは軽く足取り軽く
1
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詠み人知らず
香水の霧をくぐってドア開ける今日も始まるいつもの仕事
1
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さる
わが庭のススキ暑さのなかにあり秋をはこびて揺らぐなりけり
2
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葵の助
もう会えないけれど思い出四つ折りにしてポケットに入れて歩くよ
3
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三嶋
スナフキン きみになるのは諦めた 憧れだけは紫煙にたくして
4
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卯月
あたらしいビーチサンダルうれしいな おうちの中でピコピコ歩く
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陽だまり
陽だまりにふはふは浮かんでゆらめゐて叶はぬ想ひパチンと消えた
1
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陽だまり
想ひ出は忘れないけど薄れてくそれでいいよと白百合揺れる
4
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ゆうくん
かなかなは 優しき響き 八日目の 朝に描いた 風の恋文
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