うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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光源氏
馬猛る那須の与一は的を外し波越へゆけど為すすべもなし
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まるたまる
繰り返しスライドショーを眺めおり短い夏の少年の終わり
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源平
朝顔が陽を照り返し目を染めて散りゆく前のひと時燃ゆる
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源平
白雲のかかりし月を眺めては倭人に還りひとり微笑む
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源平
陽を受けてうなじに光る玉の汗さっと撫でゆく風の指先
5
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光源氏
いづこへと我を導くこともなく息をか細にもらすわびしさ
7
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真山千展
借金をした人々は返さない国が認める国債のツケ
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聴雨
秋あかね稲の実りを教ふごと風を渡りてしるべとなりぬ
13
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あそびくも
暮れてなほ行く雲の端に碇打ち今宵みちびけ天船の夢
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芳立
百ひらの札にぞ見ゆるたづぬればからくれなゐにくくる千年は
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光源氏
トンネルを過ぎてもそこに闇があるいつまで続くか迷ひの道は
7
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光源氏
我が戀は儚きものと思すらむぽとりと落つる線香花火
11
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潮
澄み切ったインド洋に囲まれて私は今日も理不尽に泣く
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蒼井 月子
シャガールの「青」に再会して午後の淡い光に過去もたゆとう
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透子
わたしより温かい君のてのひらにただ触れたいと思ってばかり
2
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舞
歌とする思い出さえも儚くて口ずさむ名を夢と名付けん
11
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恣翁
白き腹 翻す魚 躍りつる 空に疎らに 星瞬けり
17
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こはぎ
本物の恋に染められ疲れ果て気付くほんのり色付いた恋
1
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こはぎ
想われた同じ心は返せずに精一杯の「ありがとう」だけ
3
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こはぎ
雨音に重ねる君の囁きを耳に感じて独り寝の午後
5
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