うたの一覧
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原磯絵馬
やさしさをいつわりにするくらいならいっそこちらが針をのもうか
2
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さいおん
夕之雖在 未明寸 東 天望月 見者清毛
11
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白鷺案山子
もう一度あの世で母に逢えるなら次こそ逃げずに頑張り喜ばせたい
4
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中野洋三
寄居浜眺める海の彼方から 寄せ来る波と青き愁いと
2
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中野洋三
遥か見る金色の海佐渡浮かぶ 光芒放つ永遠の刻限
3
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灰色猫
ひとつずつ桃の産毛を掻いてゆく名前をつけてあげたくなって
9
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滝川昌之
あんパンと牛乳買って裏山へ亡父と探した土筆の春よ
17
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さいおん
木津川 萌春部 吾漕者 杜入野 鶯鳴焉
11
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さいおん
木津川 川路往者 春告 今開花 見樂之吉毛
9
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とこのことのは
夕暮れの 四角い窓の 向こうにはまあるい顔が 並んでますよう
5
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灰色猫
鼓舞される次の冬まで生き抜くと土を出でたる春の虫らに
12
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濘華
梅香り 嶽より訪ふ春を待つ 冬の旅立ち惜しむべからず
10
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松明
ないないとそれでも書いた日誌には担任知らぬ出来事だらけ
5
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詠み人知らず
物憂げな 瞳で写る アルバムに 会う事もなく 卒塔婆見つめる
4
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ななかまど
野の草の花の紐解く春の風野辺をわたりて人をいざなう
21
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狂い咲き
気性難 馬噛まれども 恐れずに今では寄りて うたた寝する
8
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中野洋三
蒲原の稲穂の海を鎮守する 弥彦の山は遠く霞みて
5
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狂い咲き
梅花の 人騒がしに 紅白の花独りにて 淋しくちりぬる
5
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中野洋三
暮れていく金箔の田の弥彦山 西日溢れて浄土あらわる
6
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濘華
黒兎 愛し愛され 花開き 星おいかける 夢はあと求む
6
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