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善田真琴
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さても明くる日。家内にて大人共言ひ騒ぐやうなるを、問ひ尋ぬれば、「昨日、飛行機の墜落して数多の人亡くなりぬれば」とぞ応ふる。稚児驚きて只管黙し居るを、「あな、心根優しき子なめり」とぐるりは受け止めにけれど、その日より稚児は貝となりぬ。
月日は百代の過客にして、光陰は矢の如く、幾星霜経たるにや、吉野の山に高名なる荒修行者ありて、名をば貝の行者と号するありけり。その唇は上下を針と糸にて縫ひて口開かず、その声を聞き知る者とて無し。
「件の稚児これなり。かくてもあられけるよ」と巷間に俗人どもの僻事弄び噂するやうなれど、「そらみつ大和の国は押し並べて、太古より言霊の幸ふ国なれば、謹み深きも是また本朝の美風・美徳なり」と年寄共の語り給ひきとぞ語り伝へたるとかや。
言霊の/幸ふ国の/もののふは/多く語らぬ/大和魂
(詠み人知らず)
※以上のような歌物語を擬古文体で創作しています。時によって、伊勢物語or今昔物語風であったり、徒然草チックだったり、地の文は様々です。実は、短歌や和歌は、ぼくにとっては「主」ではなく「従」なのですが、この際ですから、こちらの諸先輩方の短歌作品から学ばせて戴こうと思っております。それでは、どうぞ宜しくお願い致します。善田拝。 ご苦情orご要望などありましたら以下まで。 mac_gender4@yahoo.co.jp