ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
舞
半世紀前に言えずのひと言は まだ彷徨って 「君が好きです」
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へし切
やり繰りも努力も もはや及ばずと 値上げするかな 減らぬCM
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へし切
紫陽花の喜ぶような空 何処 雨はしとしと 淑やかがいい
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舞
白走る 寄せ来る波とひく波に 研がれた岩を また波の打つ
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凌霄花
山鳩の母呼ぶ声のもの哀し虚しくわたる梅雨寒の空
14
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凌霄花
梅雨寒の風吹きわたる竹林に賢き人らの声の幽けき
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凌霄花
民のため命にかえて潔し宗治蓮咲く見守るごとく
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凌霄花
仰ぎみるはるか伯耆の頂きに綿雲ひとつ夏引き寄せる
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凌霄花
君知らぬ六年が過ぎし狭庭に紫陽花の蕾優しく愛らし
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凌霄花
朝まだき風の間に間に聞こえくる一番列車の音の優しさ
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ひげじぃ
光風に襟立て見あぐ蝋梅の背に空広ぎ ちぎれ雲ゆく
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滝川昌之
雨季ならば朝のくせ毛ははね上がり自動ボタンで開く傘のごと
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舞
大空の 境界線の地平へと 来世思わす落日の色
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舞
朝ごとに起こし起こされ妻と我寄り添いつつに世話し世話され
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恣翁
砂鉄吸ふ磁石にも似て 底方無き海湛へたる瞳に魅せられぬ
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茂作
梅雨晴れ間捥いだ蜀黍サクサクと 孫の齒音の嬉しかりけり
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滝川昌之
ひざ丈の若ヒマワリが梅雨晴れ間母乞うように背伸びしている
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茂作
鶯の聲澄み夏の釣り人を 映して湖はいま靜かなり
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舞
蝶いち羽 魂運ぶとか ひらひらと名亡き街から 誰のせて来る
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名鈴
曇り夜の たどきも知らず 言い掛けし 言の葉闇に 消え静まれり
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