KENのお気に入りの歌一覧
青き銀椀
虫の声 晩夏殘せし夕晩の半月までを語るごとしも
9
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弥栄成就
熱狂で 迎えられるも 罵倒され 去り行く夏よ 君は気の毒に
13
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滝川昌之
打ち水に誘われ降りる蝶のごと暖簾ひらりと停まる一客
19
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みをつくし
歸省してふと思ひをり世に出でて動きし齒車止まるを得ずと
25
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艸介
戸をば開け土間を掃きたるその隙に 押し入りし蜂の顔を伺ふ
9
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青き銀椀
つとつとと戀を詠へばゆらゆらと灯消ゆるごとく果てなむ
12
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横井 信
閉めきった部屋にこもった夏の朝 身の入らないいつもの仕事
11
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滝川昌之
流れくる手持ち花火にはしゃぐ声かすかに煙り夏を締めゆく
19
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名鈴
星合を 雨に幾度 塞かるとも 固き契りぞ 常しへなるよ
14
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ななかまど
新たなる生活様式さけられず会いたき人に会えぬ七夕
11
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青き銀椀
御世に経る年祀るべく久方の無無明なるをたとへ調べり
8
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青き銀椀
虹見ればわれ久しぶり雨跡に夏模様なる語りとも見ゆ
13
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滝川昌之
夕立は粗熱を削ぎ水滴の残る網戸が招く涼風
17
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名鈴
萎ゆる草 雨を賜へと 鳴神に 額突きたれど 雲率て去につ
10
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みをつくし
意に添はぬ轉任なりと日々託つ 五十路に近き哀し人あり
19
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みをつくし
旅籠宿主なき部屋眺むれば セピア消え果つ長谷川一夫
20
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ななかまど
南へとアサギマダラは旅たちぬ刷り込まれたる命の形
11
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ななかまど
軒下にことわりもなくスズメバチ巣ふくらみて木星のごと
9
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横井 信
昨日よりひかり増してく上弦の月に照らされ虫の合奏
12
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稲千代
あけぼののみそらを青みつくよみのひかりは照らばいやにほふかも
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