卯月のお気に入りの歌一覧
みみ松
教室で蕗の苦さに母の顔思い浮くべし夏服の吾子
20
もっと見る
シュンイチ
好きだった青を抱きしめまっすぐに歩くぼくらの海は死なない
22
もっと見る
夏嶋 真子
永遠に入り口のない物語 ペットボトルで飼われた金魚
6
もっと見る
那緒
どこからが私でどこまで夕日なの泣きじゃくる子の声がきこえる
11
もっと見る
紫苑
疎ましと思ふ日もあらめ精薄のおとうとを持つ義兄たる日々は
12
もっと見る
風橋 平
明るさでごり押しできぬ絶望を見よ この手には抱くものがない
15
もっと見る
山本克夫
夏空の青を証明したいから君のプールに高飛び込みを
6
もっと見る
劇団☆MMP
この場所で私に求められていることはこういうことではないんだ
2
もっと見る
風橋 平
美しくうべなわれたりふるさとはときに林檎の白い花季
15
もっと見る
芳立
遠き日の史学者よ書けその年は春も四月もなかつたのだと
25
もっと見る
風橋 平
缶詰めの人々だけが残されて最小となる消費社会は
6
もっと見る
紫苑
パクス・ショウワニカ脆きを知りて今にあればこのままふたり恋をしようか
6
もっと見る
さる
看護師のうなじうつくし採血の痛さもわすれさせる春なり
18
もっと見る
きりあ
母はもう兄を忘れる準備さえしているように茶碗を洗う
22
もっと見る
ほたる
「遅刻坂」走って登れ十七の君の遅刻は意味あるべきだ
18
もっと見る
falcon
咲きそめし花は知らずやせきあへぬ浪に悲しきふるさとの春
15
もっと見る
半格斎
羽州路に櫻の花を待ちわびてきょうのひとひを靜かに終へぬ
18
もっと見る
只野ハル
菜の花が廃土の山を一面の黄色で覆う春が来たのだ
9
もっと見る
紫苑
皐月待つ空の吸ひしか花韮のあを褪する間に夏は来にけり
16
もっと見る
敷島ヤマト
見る人がいるから咲いたわけじゃない桜わたしのために生きたい
14
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[45]