風蘭のお気に入りの歌一覧
善田真琴
あと幾度電話の声や聞かるらむ髪に霜降る父母を偲べば
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浅草大将
もの言へば寒しと聞ける秋風もせめては吹けよ夜半の口笛
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芳立
死にどきをおぼえぬ蝉は鳴きながら雲のあやめに秋ぞありける
11
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本間紫織
迷い子のために正しく続いてく白線にまた拾われている
5
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本間紫織
いたしかたなくすすり出す真夜中のただただ響くラーメンの音
2
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本間紫織
向日葵は恋をしている何年も何年もまた生まれる度に
3
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詠み人知らず
お嬢さんトートバッグにバンダナで 蓋してるから合格ですよ
11
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たんぽぽすずめ。
まだ残暑あるけど夜に遠くからくしゃみ聞こえて秋はもうすぐ
11
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悠々
箸のごとほそき手足の赤子なるわがいのちをば母は紡ぎぬ
17
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すみ江
タイミングとか運命とか奇跡とかどうでもいいやいま逢えたから
3
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しまじま
金色に 染まるうろこを きらめかし 秋の夕べの 雲はたなびく
5
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光源氏
たまゆらの心をいやす百日紅つくづくながむ戀の終はりに
14
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光源氏
ひそやかに桔梗のゆらく京の風一期一会に誠を尽くし
9
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光源氏
今はただ終のすみかと思すらむ夜に響くは鈴虫のこゑ
12
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光源氏
つかの間の戀に艶めく影ふたつ風もゆくらに萩の花摺り
7
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光源氏
移りゆく時の流れと思ひ染むいとしき人の月の明かりに
7
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紫苑
照り映ゆるあをき月華にはだか身をさらしつつ思ふ罪ふかきこと
14
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紫苑
名も知らぬ野の草の我が背を越えて思ひ激しき八月のゆく
14
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紫苑
目を閉ぢて寄せてはかへす雨音にたゆたふ君のねむり深かれ
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紫苑
あふのけに落ちしを指に掬ひてし蝉は梢を高らに去りぬ
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