柊+のお気に入りの歌一覧
御宿川蝉
うつせみの戀の終はるを 知りし夏 日暮らし聞くや 空蝉の聲
10
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名鈴
天飛ぶや 棚機津女の 軽き領布 思ひ夫との 飽かぬ別れに
17
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灰色猫
七夕を迎えるたびに亡き父の命日来たる仏花を結ぶ
11
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ななかまど
雷と夕だちとなる半夏雨つつがなきかな夏雲のわく
12
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へし切
常の日をはやくと願ふコロナ禍の五輪を憂ふ七夕の宵
17
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へし切
梅雨空もいつかは晴れる通院に愚痴も言わずに梔子の花
8
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葛城
茂り立つ猛々しさを見過ごせず朝より草の制壓に精出す
8
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御宿川蝉
想ひつつ 待ちわびる月も現はれぬ 小暑の雨降る 夕暮れの空
9
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滝川昌之
地に天に牛車を洗う彦星に過ぎてはならぬ今宵の雨は
15
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ななかまど
山と空画用紙に塗る夏休み青と緑を夏色と決め
5
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横井 信
夏草に覆われてゆく単線の貨物列車のはるかな熱気
10
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舞
独り酒時の流れを恨みつつ変わらぬままと言え夢の友
6
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綴迷停
窓を打つ風のいたずら度の過ぎて孤独の夜をなおも揺さぶり
2
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葛城
岩魚燒く香烟の中酒を酌み身を安らはす山の日暮れに
13
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へし切
孫来たる 碁石をみつけ遊びたる 大きくなぁれ 爺と囲碁しよう
12
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ななかまど
きょうも雨きのうも雨の梅雨の日よあれはいつの日雨を乞う日々
7
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KEN
雲のあひ その束の間の 夜の風に 聽かむと思ふ 竪琴の音を
12
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夕桐
家竝び芒の原も消え入れば 里の稻穗の面影ゆかし
5
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横井 信
寝苦しい夜が明けたら夏の日の風は動かぬ気だるい会話
11
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ななかまど
夏空の雲映りいる池の面の影くずしつつ大輪の蓮
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