うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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横井 信
秋の日の河原の土手に吹く風に雲はゆっくり南へ向かう
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詠み人知らず
目覺めれば色戀慾も消え失せて人間愛こそ史上とおもふ
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睡密堂
生活の匂いが消える爪の色からくれないに彩るごとに
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うすべに
街はもうきらめきの中さざめいて 道ゆく人のコートはなやぐ
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滝川昌之
屈強な男に奪い合われてはラグビーボールになりたい女子は
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痴光山
朝夕は秋冬なるに昼は夏 錯乱しをる季節にひとも
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ななかまど
入り口のサーマルカメラの声聞けば今日も美味しく食べられそうだ
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恣翁
船の焚く火影ちらちら頼りなく 初冬の宵ぞ一入寒き
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こぐまじゅんこ
新しいことを始めて新しい私になれるような気がして
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ＫＥＮ
まんだらを土に描きつゐてふ散る 風ひとたびに消ぬる黄金の
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久迷仙人
物云はぬ心の藏のあへぎ聞き 命を拾ふ霜月の末
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Aquarius
オスプレイ自衛隊機の墜落で見出すジャパントライアングル
3
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へし切
ひとりしてもの思ひおれば 面影に見えてかつ消ゆ 恋し君はも
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継海
整然と竝んだ黒き靴横に蓮のし掛けた仕出し重なる
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音蔵 雅秀
ようように会へし愛し子 握る手に 温み伝はり愛おしさ沁む
3
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音蔵 雅秀
面会日 目覚まし前に目の覚める 息子に会へる歓び勝り
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音蔵 雅秀
弟に数年ぶりに電話する 瞬時に昔の兄と弟
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音蔵 雅秀
風花や 打ち寄せられて千切れ舞う 海の手妻の波の花咲く
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音蔵 雅秀
小学校 土手道の先 燃へ盛る 泣きつ見ていた 悲し思い出
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だいのじ
つとめての水面をすべる満月を追い越せぬまま吾と鼈
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