うたの一覧
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継海
初めての名札うめ組赤き丸白より白い透明な頃
5
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白﨑さき
息を吸う今度は吐いて生きているミトコンドリアが燃やす生命
4
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さいおん
寒隠 暖河邊 梅花 早勿落 雨雖零
15
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滝川昌之
梅園に鳥を観にゆく梅たちがその鳥一羽で引き立つのなら
15
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海野 冬雪
絵や詩と ひとついのちを もちうまれ つむいでゆくは いきるせかい
1
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痴光山
言の葉によしあしなくば魂揺する歌の乏しき科は身のうち
3
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海野 冬雪
しょうねんはなげだされたかおおぞらへ じゆうじゃなくてもおちるなよ
3
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海野 冬雪
血や国に よらぬしらべをくちずさむ おさなきうたを ふたたびに
0
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ななかまど
珈琲の香りを揺らす雪解かぜ今年の雪を振りかえる夕
12
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仙人の弟子
積読の底にある本取り出して開いてみれば意外や楽し
5
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谷真澄
「話がしたい」逢えば別れを告げられる気配感じて既読スルーす
4
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谷真澄
ゆくりなくも既読スルーは雄弁なり別れ拒否する悲鳴となって
2
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谷真澄
同じもの求めて歩く二人のはずが気付けば互いを見失いおり
4
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兎桃
何処より探し来るのか蜜蜂は日向に残る赤き山茶花
3
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三條
豆苗も植物だから占いのラッキーアイテムくらいにはなる
2
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へし切
悪いことすれば叱られ罰をうく当たり前だの世は遠くなり
12
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ガビー
仏間には窓の硝子の花模様 映りて父の微笑みに似る
7
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ガビー
血の味とフッ素の匂い噛みしめて やっと終わった歯科医院出る
7
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音蔵 雅秀
妻子おき 独り任地に戻る朝 風もないのに寒さひとしお
4
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音蔵 雅秀
琴線を弾かば古 醸し出し 澄みし儚音に つつみ抱かる
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