うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
-
兎桃
豌豆のささやかな叢裏にあり妻との夕餉にひと握り採る
3
もっと見る
-
兎桃
草を引く幼馴染は白髪の混じる前髪上げて頬笑む
10
もっと見る
-
トウジさん
滴る血色鮮やかに生レバーペロッと二キロドラキュラのごと
5
もっと見る
-
小林道憲
雨細くせきちくの花色褪せて 行く春淋しわが庭の面
6
もっと見る
-
ななかまど
心臓の悲鳴を何度も宥めつつ三角点にさわれば嬉し
18
もっと見る
-
滝川昌之
新緑を小さな胸に溜めこんで親の燕は子育ての帰巣
14
もっと見る
-
硝子
この世をば憂きものと知る花も散り思ひ語らふ友に離れしは
1
もっと見る
-
Aquarius
極薄い可能性ではあるけれどそれぞれ別に同時に墜ちた
1
もっと見る
-
トウジさん
今日もまたしたり顔してフードかよたまにゃ生肉喰わせろよおい
4
もっと見る
-
恣翁
春の夜の出で湯に浮けば 魂だにも 海月のやうに揺蕩へるかも
20
もっと見る
-
恵雪
街灯の下で雨夜の青もみじ葉先の雫ひかり清けき
12
もっと見る
-
へし切
老いぬれば恋する齢にあらぬ身の無き名たててはあらじとぞ思ふ
14
もっと見る
-
音蔵 雅秀
初めてのパッパッと呼ぶ声 嬉しかな 君二十二の 秋の始めに
3
もっと見る
-
音蔵 雅秀
春雨の 上がり霞みし田園に 架かる大橋 七色の虹
2
もっと見る
-
音蔵 雅秀
巡り来て 今を盛りと しだ垂れる 藤を泣かすな 春の長雨
2
もっと見る
-
音蔵 雅秀
父母の遺影見つめる 生前の 吾を案じし同じ眼差し
1
もっと見る
-
音蔵 雅秀
萌え出る 緑葉茂らせ ようやっと 出番の来しと 楓拡翼
4
もっと見る
-
舞
主去りし空き家跡にも徒に春は巡りて花は咲くとも
11
もっと見る
-
び わ
藤の花薄紫の房のばし塀を乗り越え吾に声かけ
7
もっと見る
-
茂作
われのまへ打坐する乙女墨衣 法界定印 あまりに白し
13
もっと見る
