うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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夢花火
独特の 香りを放つ ドクダミに 陽が当たっては 白い花笑う
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夢花火
猫二匹 陽だまり語り 尾を振りて 細める目の側 乳飲み子歩みて
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詠み人知らず
果てしなく ひろがる海と さわぐ波 目をほそめては なにおもう君
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音蔵 雅秀
床に入り 施設の君に 語りかけ 無事を祈りて 眠りつく日々
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音蔵 雅秀
人いれば そこは貴重な人命を 預かる場所に 全てがさなり
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音蔵 雅秀
七十九 来し方長くも短くも 色々あれど よくぞ生き来し
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音蔵 雅秀
楓とぞ思い込みしが 椎の木か 白き紐状花で判明
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音蔵 雅秀
巨体にて想像絶す俊敏さ 獲物捕食す名ハンター鯱
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へし切
遠い日の君の姿をかさね見る永久に枯れない君のあぢさゐ
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舞
神さびた古き社はいささかの木々を鳴らして風の音のみ
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よひら
会議にてか弱き声の上長に心の中でファイトと叫ぶ
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茂作
わが庭の垣根に生ふるあぢさゐの 花芽ふくれて梅雨を待つなり
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秋日好
樫の木の雫こぼれる雨上がり来る逢瀬を思い巡らす
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畑中
轟々と過ぐる列車の風に揺れ紫陽花の花は雨をこぼしぬ
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夕夏
うたをよむみそひともじにいいじゃないでもねざんねんおちつかなくて
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うすべに
灰色の雨よぶ風にほのかおる 今年さいごのいちりんの薔薇
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恵雪
部屋中に皐月の風を巡らせて残り僅かな初夏惜しむ
9
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笹舟
童持つ色とりどりの洋傘の 集う雨の日あじさいが咲く
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横井 信
ゆっくりと開くドアからあふれ出る初夏の陽射しにまっすぐ歩く
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兎桃
連れ立ちて母語で大きくさざめけり異文化理解吾の側にか
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