うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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畑中
路上にて見失ひたる猫の仔の角を曲がれば塀の上に居き
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茂作
ふりかへり若しやと思ふ街のかど 昔の人の面影のあり
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ＫＥＮ
吹き閉ぢて悔ゆる形の雲に射し月灯は散りぬ 青嵐の後
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横井 信
水無月の山のみどりと青空をそっと切り取る床屋の鏡
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恵雪
訪ひしドーム薄暮に影となり人は何故学ばずやと問ふ
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うすべに
突然の嵐すぎれば なにごともなかったように雲雀はのぼる
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海野 冬雪
人が道 峰が頂 雲の道 峰の遥かも 宇宙に届かず
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さいおん
富士峰 如何人 登鴨 捻路 遠在鞆
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さいおん
幾許 険路 富士峰 登之吾背 往往々
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千映２
エプロンをバラ柄にしてバラ剪定棘刺さりても至福の時間
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小林道憲
墓の辺に当たる木漏れ日揺れ動き ドクダミの花 十字に咲けり
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夢花火
恋の火を 分かち合う時 高鳴りに 気づかれしまいか 線香花火
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痴光山
さっと茹で冷水に放つ小松菜の 梅雨寒の厨の息のむみどり
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滝川昌之
宿題は中島の家でやると言いグローブ持ち出すカツオは天才
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ななかまど
新緑が深緑となる夏至まじか山が笑うが山高笑い
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兎桃
知らぬ木の鳥に運ばれ庭に生ふ吾よりここに似つかわしきか
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継海
天満月抱き生まれる吾子の声満ち潮還る広き砂浜
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リクシアナ
場馴れせぬ盛り場の夜に踏み入りしかの六月の花ぞ残れり
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へし切
とりどりに何か耀ふあやめ草 文目もしらぬ恋ぞなつかし
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音蔵 雅秀
ぬるま湯に 入りて身体を解す日々 老いに抗い今少し先
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