うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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音蔵 雅秀
己が身を解しながらに 浮かぶ歌 スマホにメモる 極楽の時
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舞
校庭のトラック駆ける祝祭の日々に棲む者オリンポスの子ら
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恣翁
徒に春宵更けて 老いぬとも いま酣の花影を恋ふ
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畑中
轟々と貨物列車の現れぬ玉葱を干す軒の蔭から
3
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Aquarius
卒論が卒業式にまだ出来ぬ久々に見る間に合わぬ夢
4
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茂作
丘に立ち見ればあまねく畑なり 北の大地はかくもひろびろ
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び わ
庭の薔薇紫陽花もまたじっとりと暑さに耐えて梅雨待つごとし
4
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秋日好
梅雨前の蛙の鳴き聲響く郷時の止まつた父母にも笑顏
8
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仙人の弟子
夜の街 雨しとしとと 傘もなく 頬を濡らすは 悲し涙か
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横井 信
初生りのきゅうりをかじる夕食をそっと見守る父のほほ笑み
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天野まどか
壊れたら捨ててしまえばいいというわけにはいかず摩る腰痛
4
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天野まどか
垂乳根の母のピンクのガラケーは１０年間の苦労共にす
1
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仙人の弟子
昔日の 写真にうつる 親族も もはや世になく 風のみぞ吹く
6
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兎桃
浜草の間に珍し蘭の花海を渡りて此処に咲けるか
7
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天野まどか
不機嫌に濁る空より降りそそぎ穿つがごとき荒き雨足
5
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海野 冬雪
お葬式 墓に坊主に酒の宴 資本主義は死肉さえペロリ
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海野 冬雪
我が資本主義終わる時 独死の他、何が待つかなサブカルの子
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ブー太郎
頑張ってね 放たれた矢は 我射抜く ハラスメントと 気づかぬ人よ
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海野 冬雪
コンビニに吊られし並びし食玩に眼が行き手に取るサブカルの子
1
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うすべに
水張田にゆれる山かげ きみどりに染まるのどかなかえる鳴く声
6
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