うたの一覧
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8月24日生まれ
何もすることがない日の焦燥と怠惰にまみれた時間の贅沢
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紫苑
奥津城に植えし水仙根づきおり 彼岸に春を告げよその香で
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ゆら
「かったるい」の音のようにかったるい体を揺らして今日はおやすみ
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竹本未來
春の日の真夜中の路地あえたなら ねこ相手でもそれは運命
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竹本未來
春の夜の桜咲くあの路地の奥ひとり佇みその時を待つ
6
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詠み人知らず
病身で恋をしました冬に咲くひまわりよりも辛い恋です
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詠み人知らず
もしもでもそんなことばでこの先を縛り付けているのはわたし
3
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はづき生
とっても近い満月だったねと話したら「昨夜はきみのところへ行った」
2
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はづき生
この場所にいれば平穏かもしれぬ今この時に限っていえば
1
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凍
とうきょうは ホームの端まで さわがしく 風や鳴る鳴る ふるさと恋し
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エズミ
午前四時雫は音を立て落ちぬ暗がり砂糖塩醤油毒
1
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エズミ
「探さないで」遠ざかるたび思うたび薄らぐ理由置き手紙ひとつ
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エズミ
夕闇に名残の桜式次第さよならいつか花びらの舞う
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大秀
「大丈夫!」根拠も何も無いけれど母が言ったらそんな気がする
20
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エズミ
いまはまだ誰のものでもない朝駆け抜けてゆく君におはよう
3
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エズミ
神様がひとり調光室にいて夢の終わりを告げる暗転
20
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音波
職業を告げあう冬の喫茶店 ここから二人をはじめるふたり
8
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栞
窓際の鉢植えの花も猫たちもお日さま追っかけふっくらふくらむ
9
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山本克夫
変化を求めているのだろうか三月の可もなく不可もない日差しに
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山本克夫
ふいに暖かくなる花々ひらく岬の突端へイルカでも見にゆこうか
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