うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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只野ハル
飛びたくて飛べない翼 飛べるのに飛ばない翼 俯いて並ぶ
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詠み人知らず
寒くなる みんなで囲む毛糸だま 温かい午後 分ける編み物
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林ユキ
いにしへの都も今は鳴りやまぬ砂風の中眠るまぼろし
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浅草大将
恋ひ渡る心も空に初雁のはつかに見えし君が面影
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赤橙黄緑
台風のあとの日差しはジリジリと深まる秋にささやかな抵抗
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きりあ
切り裂いて腹に白子の虹鱒に清き涙か雨の降る夕
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氷魚
ひねくれた キミは漸く 謝罪する「わりいちょっくら 旅に出てた」
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赤橙黄緑
吸い込まれそうな暗闇鍵開けてしまった私が進むか迷う
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浅草大将
梓弓やよ忘るなよ志引くとも死地に入るがさだめと
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氷魚
無理矢理に ほどけば切れる 配線のような運命 赤い何かは貧弱だ
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詩月恵
杜鵑草あなたのものになれるなら永遠なんて知らなくていい
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浅草大将
益荒男の切れぬ運命か剣太刀遂ぐることなき志とて
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浅草大将
菊は咲き葵は枯るる秋到り尚もののふの血は青き春
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みづ子
勉強を教えることより重要です。模試終えたあと励ます役目
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みづ子
うっすらと紅色のせて百合の花背筋伸ばしてたたずむ純潔
6
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みづ子
かたかたと風に吹かれて泣いている夏の形見の扇風機かな
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みづ子
温もりを伝える今宵の風に乗り薄く溶け合うふたつの香り
10
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羽
いつの日か倒れる書架の本に埋もれ永遠の時を過ごす図書館
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悠々
歌ヨミガウタ詠メヌ日ヲナントショウカナリアナラヌ身ノ切ナサヨ
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水葉
裏の葉の想い託した事知らず今ぞ気が付き抱く一葉
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