うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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滝川昌之
肉じゃがを褒めれば義母は煮崩れたジャガイモみたいな笑顔で返す
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舞
咲く桜散りゆく桜葉の桜紅葉の桜六花の桜
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灰色猫
今夜だけ弱さを見せてもいいですか少年兵の涙のように
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今でも幸ちゃん
大雨の降るに任せて籠りつつ この空間を自在愉しむ
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今でも幸ちゃん
夕暮れをオクラ黄花のほの明かり 逝きたる妻の面影の顕つ
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今でも幸ちゃん
ふるさとは住むに安きよ 山の無き平らの地にて天災乏し
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ななかまど
稲の穂が黄金に染まり始めつつしずかに秋の雨を呼びたり
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今でも幸ちゃん
気に掛けし台風逸れて被害なく 畑の野菜みどり満ちたり
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今でも幸ちゃん
一本の樹冠のみどり 垂れて咲くノウゼンカツラだいだいに映ゆ
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只野ハル
友達が良かったという「貧しき人びと」読みながら苦戦している
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只野ハル
６時過ぎじとっとしない体表に室温見れば２９度だ
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凌霄花
時雨亭四季を御歌に散りばめて石組み凛と歴史をきざむ
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恣翁
微かにし 揺るるキャビンは 単調な 眠気を誘ふ嘆き上げけり
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へし切
まだ言ふか もんじゅ、再処理、核のゴミ、廃炉も未だに儘ならぬのに
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千映２
歌上手く詠めないけれどうたのわの歌会選者の腕は上がりて
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ながさき
ある意味で これが彼らの 本心か 言いえて妙とは よくぞ言ったり
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なりあきら
川霧が 辺りを覆う 夏の朝 吹く風さえも 隠すかのよう
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スガカンタロウ
報道番組 あ笑いアイドル 出ぬ日無く日本沈没 末世の予兆
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スガカンタロウ
官僚を 頼りのメモを 読む総理如何で託せん 日本の未来
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舞
鳴き足りて軽き骸を悼みつつ蝉一匹の暮れてゆく夏
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