うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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音蔵 雅秀
一面の稲田は萌黄で穂は黄金 首項垂れて重たげに振る
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音蔵 雅秀
猛暑日の続けど早くも赤とんぼ 寒蝉も鳴き移ろう気配
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小林道憲
遠き日に忘れたはずの悲しみが 今日また思い出づ 夕暮の空
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詠み人知らず
白雲の 龍に似たり 空を舞う 虹の架かりし 社に帰りて
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ＫＥＮ
ひと夏の ひと朝限り 咲く花に なにを重ねむ 年離る今
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よひら
日曜日いつもと違い遠くまで人生乗せて走れメトロよ
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詠み人知らず
裏返り 蝉がもがいた 姿見て 葉に移す我 八方美人
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高松 蓮
あの日にも 寝不足の人は いただろう 普通の日だった 八月六日
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び わ
庭に虹蛇口をひねって水を撒くトカちゃん子供二匹じゃれつき
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茂作
朝取りの枝豆の實のみづみづし この齒ごたへの夏の夕暮れ
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舞
逃げ水の煌めきにたつ人影を追いては虚し揺らぐ陽炎
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シダ
天が下ちぎりて寄する身もあらじ土にも伏してこひ願はまし
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横井 信
帰り着く駅のホームの屋根越えて遠くで上がる花火が見える
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仙人の弟子
眞夜中に ツクツクボウシ鳴き始め ミンミンゼミは何想ふかな
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小林道憲
こうむりし 諸々の恩を思い出し わが九十九歳の歳は明けたり
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うすべに
春日山 蚊遣火いぶす居待ち月 遠い花火の音のしずけさ
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詠み人知らず
空高く 太陽の熱 浴びながら 二人で歩く オアシス探し
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詠み人知らず
幼子の 歯ブラシ片手 歌う声 見据えた夢を 二人で叶え
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仙人の弟子
夏の夜に牛蛙鳴き目覺むれば のどかな声に心安らぎ
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仙人の弟子
機上から眼下彩る花模樣 振り返り見る故郷の花火
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