うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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祈り花
降る雨を浴びて嬉しき紫陽花の花も葉っぱも息深くする
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舞
朽つ花も咲く花もあり五月雨は人をも濡らし優しげに降る
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び わ
ビョうヤナギ黄色く咲いて美しくメシベの周り五つのオシベ
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茂作
葛飾は梅雨の走りとなりにけり をちこち芽吹くあぢさゐの花
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笹舟
白妙の海月の舞は青に映え 硝子の向こう心溺れり
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横井 信
夏の来る駅のホームで傘をさす雨降る朝の重たいカバン
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Aquarius
彼が死ぬそれまで自分維持出来ずせめて最後は空笑いして
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水仙
ひとふさのあぢさゐ青き繪とならべあふるる水のけはひに溺る
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うすべに
あじさいのつぼみを叩くはしり雨 四季のめぐりの足音と聞く
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滝川昌之
プランター数を増やして妻はまた夏のゴーヤでカーテンを編む
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痴光山
うぐひすの響もす声の止む間 朝の家並みは息つめ待てり
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兎桃
平衡も怪しくなりぬ足裏の感覚頼り身を立て直す
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ななかまど
夕焼けを縦に縁どる糸やなぎ思い出ひとつ浮かびくる夕
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海野 冬雪
学者にも道者にもなれず父じゃなく、丸裸にて死へ向かう
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夢花火
五月雨が 抜けてくるのは 梅雨の時期 傘を買うかは 悩みではある
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音蔵 雅秀
もの言えず 立てもせぬまま 愛し子は いつしか吾と同じ背丈に
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音蔵 雅秀
一日で色褪せゆくや 変わり花 白美しきスイカズラ哀し
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音蔵 雅秀
紀元前 アラビア数字があったとは インド文明素晴らしきかな
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音蔵 雅秀
熊と人 共に持ってる生存権 鬩ぎの末の共存如何に
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音蔵 雅秀
洞窟で 天の川描く 土ボタル 宵闇来れば 光り輝き
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